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製管師一年生・卒業式 ~ 乙ロが甲に裏返る場合

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 去年から楽器作りを始めて約一年が経過した。 最初は単純な塩ビ管尺八・地無し尺八からスタートし、 洞簫・ケーナ・篠笛など他の笛にも挑戦して見識を広げつつ、 インターネットの情報や書籍の知識、 周りの人からの助言や道具・材料の提供といった厚意もあり 歌口加工・下地での内径調律・人工漆仕上げまでは経験できた。 後は中継ぎや割れ止め・藤巻・本漆の扱いといったところか。 練習段階なので七節の良い材料のものは使っていないとはいえ、 結構な数の竹が吾輩の進化の為の尊い犠牲・踏み台・血肉になった。 尺八作りを始めてその奥深さが改めて良くわかる。 今回はよくある一例を簡略化して解説する。 製管をしない方でも「へ~難しい事やっているんだな~なんかすげぇや!!」とでも 興味・関心を持っていただければ幸いである。 《乙ロが甲に裏返る場合》 尺八の内径は歌口側からゴロ節に向かって段々と狭くなり、 管尻に向かって少し広がるテーパー構造が理想的とされている。 つまり図の通り「ゴロ節付近」は最も厚く地が盛られがちな場所といえる。 【乙ロのイメージ図】 乙ロは最低音なので管全長が振動に関連する。 ゴロ節を通過 すれば取り合えず音は出るイメージ。 地の盛り過ぎでゴロ節の手前が狭い。 ゴロ節~二孔の間が狭い と 乙ロの振動にならずに・・・ 【甲ロのイメージ図】 全長の半分で共鳴し、オクターブ高い「甲ロ」になってしまう。 対処法は勿論狭い問題個所を削るか、 もしくは前後を地で埋めてテーパーをなだらかにする。 逆に乙ロから甲ロへの移りが悪い場合は当該箇所が広すぎる。 地無し尺八の場合は節の削り過ぎなので修復不可です。 《難しいけど〇〇の方が…?》 周りの人に「尺八の調律はこんな感じですよ」と説明すると 凄いとか、奥が深い、難しそうといった感想が多い。 が、拙者からすると「人」の方が 遥かに不合理で複雑でメンドウ臭いと思う。 「行けたら行く」って言うヤツはほぼ来ないし、 1,000円の商品は高く見えても980円だとお値打ちに見える、 円や台形の面積の算出法は習ったクセに歩道を何人もの横並びで塞ぐ。 真面目で勤勉で礼儀正しい日本人はSNSにおいて毎日世直しの為に無償で 有名人バッシング、レスバトル、愚痴こぼしや 加工アプリでの自撮り写真でいいね収集に励んでいる。 理系の研究者には共感していただけると思...

Audacityを使って音声のノイズ除去

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  これはビデオカメラで録画した映像から音声を抽出したモノだが 如何せんノイズが多い。 マイク自体のホワイトノイズもあるが、ゴーゴー鳴り響いているのは 演奏会場の空調です。 今回はフリーの音声編集ソフトのAudacity(https://www.audacityteam.org/)で こういった“全体に一様に掛かっているノイズ”を除去する方法を紹介する。 他にも古いテープやレコードをデジタル変換した際のノイズ除去にも有効である。 まず音声ファイルを開き、ノイズ“だけ”の部分を選択する。 エフェクト→ノイズの低減を選択、 ステップ 1 の“ノイズプロファイルの取得”をクリックする。 次はノイズを除去したい範囲を選択する。 今回は全体を範囲選択する。 先程のようにエフェクト→ノイズの低減を選択、 今回はステップ 2 で、パラメータ調節して“OK”を押して完了です。 ノイズの除去(db)...数値を大きくするほど、ノイズも大きく除去する。 感度...数値を大きくするほど積極的に除去するが、必要な部分も損なわれるので危険。 逆に低ければ他の音があまり混ざっていない確実・安心な部分“だけ”除去する。 尺八は勿論、エアリード楽器は多かれ少なかれ 必ず楽音に雑音が混ざり、それが味になっている。 よくプレビューで確認して、丁度良いバランスを見つける必要がある。 出来た音声がこちら ノイズを除去した副作用で響きがドライになっている。 なので... デフォルトのリバーブを掛け、頭の空白部分をカットした。 最初の元の音声と比べてみて下さい。